7-5 使いやすく、見やすいサイトを目指す
せっかく時間を掛けてサイトを作ったのであれば、出来るだけ多くの人に見てもらえる方が嬉しいですよね。 アクセスしやすくしかも見やすいサイトを作る為には、『アクセシビリティ』 と 『ユーザビリティ』 という少し聞きなれない(?)言葉が鍵になって来ます。
7-5a アクセシビリティとは
アクセシビリティ(accessibility)とは、Web(ウェブ)を利用する全ての方が、ネット上で公開されているコンテンツを利用出来るようにする事を云います。
具体的には 『ネット上におけるバリアフリー化』 をイメージすると判りやすいかも知れません。 年齢や身体的特徴、利用している機械(携帯・ネットが出来るゲーム機等)に関係なくアクセスが出来るサイト作りを心がけて下さいね。
7-5a-1 実行してみると良いこと
- 画像には全て「alt」 をつける
- 全ての要素をキーボードで操作可能にする
(マウスを利用せずにネットを楽しまれている方もアクセスしやすいサイトって格好良いですよね) - フォントサイズは固定しない
(目の悪い方にとって小さい文字を強制的に読ませられる状況って非常に辛いです……) - リンクの下線は出来るだけ消さない(見ただけでリンクだと判る事が望ましいです)
- スクロールバーの色合いは消さない
- 自サイト内のリンクは出来るだけ同じ窓で開き、別窓は必要最小限にする
- フレームやインラインフレームは出来るだけ利用しない
(使用する方は見れない方用のページも作る) - JavaScript、Flash、その他特定の技術やプラグインを必要とするページは可能な限り作らない
(使用する場合はインスールしていない方向けの代替えページを作成する事) - テーブル(表)には summary属性 や abbr属性 を利用して音声ブラウザを利用されている方にも配慮をする
- フォーム関連を設置する際はアクセスキーとタブインデックス、ラベル等を設定する。
- 自動的に音楽(BGM等)を再生しない。
- 適切なナビゲーションを設置する
(ブラウザに表示されるページ内だけでなく、head部分でlink要素を利用 して前後の文章等を指定する) - 機種依存文字は利用しない
(丸付きの数字やローマ数字はウィンドウズでは見れますが、マックからだと違う文字に変換されて表示されます/汗)
ほんの少しの気遣いで携帯や音声ブラウザからHPにアクセスして来る方にも楽しめるウェブサイトを作る事が出来ます。
7-5b ユーザビリティとは
ユーザビリティ(usability)とは使いやすさ、判りやすさの事を云います。ウェブならばそのサイトを訪れた方がどれだけ簡単な操作で快適に目的地へ辿り着けるかが一つの目安になります。(良い内容のHPでもリンクボタンが押しにくかったり、文字が見えにくかったりすると再度訪問しようという意欲が落ちますよね^^;)
7-5b-1 実行してみると良いこと
-
サイト内における現在位置がすぐに判る
(パンくずリスト の導入) -
サイトマップがある
(探している物がすぐに見つかる体制作り) -
コンテンツの中身によってはサイト内への検索機能を用意する
(講座やデータベース系のサイトならばあった方が良いような気が致します^^;) - 専門用語を余り使わず、出来るだけ簡単な言葉で説明をする
-
サイト作りのデザインが統一されている。
(ロゴやナビの位置等) -
ページの幅は固定しない
- 広告はそれと見てすぐに判るように提示する。
他にもたくさん有りますので、ぜひ一度検索をかけてみて下さい。(ちなみに上記のものは一部 アクセシビリティ とも重なっております)。
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