2-1 初めてのCGI設置

このページではたくさんの素敵なCGIを配布されております 『KENT WEB』 様 の「Dream Counter (夢カウンタ)」というCGIを、初めてCGIの設置にチャレンジされる方向けに説明しております。(ごく簡単な事しか書いておりませんので、もっと詳しい情報が知りたい方は他の素敵サイト様をご参考になさって下さいね/汗)


【 夢カウンタのお勧めどころ 】

契約をしているプロバイダー(もしくはレンタルサーバー)先がCGIの設置を許可しており、尚且つ 前ページのCGIの基礎知識 で説明した 「相対・絶対パス」の知識 が有り、「解凍ソフト」「FTPソフト」「テキストエディター」 も手に入れておられるという前提で文章を書いております。(まだ手に入れておられない方は、前ページのリンク先から必ず手に入れてCGIの設置に望んで下さい。[一つでも欠けていると設置出来ません])

2-2 設置するに当たっての諸注意

  1. 今回紹介するCGIを設置する際は、
    必ず 『KENT WEB』 様の利用規約を熟読された上で同意された方のみ設置して下さい。
  2. 下記の内容を実行した際にエラーや不具合等が起きても
    配布元であるサイト様や当サイトの管理人は一切の責任を負いません。 (内容は全てVer 3.32を元に書いてあります)。
  3. 当サイトではタグやCGI設置のサポートは行っておりません。
    また、改造等のご質問もお受けしておりません。(メールで相談をされてもお返事致し兼ねますので送信なさらないで下さいね/滝汗)
  4. 設置される場合は、必ず 『AN HTTPD』 などを使用して
    ローカルテスト(自分のパソコン内でCGIの動作テストを行う事)が出来る環境の方のみお願い致します。
  5. 先方にご迷惑が掛かりますので、
    このサイトの内容を決して 『KENT WEB』 様や 『AN HTTPD』 様に質問等なさらないで下さい。宜しくお願い致します。

2-3 簡単な流れ

  1. 解凍ソフトをダウンロードし設定をする
  2. CGIスクリプトを取り寄せる
  3. 自分のサーバーに合わせて設定をする
  4. HTMLファイルのbody部分にカウンターの設置タグを書き込む
  5. FTPソフトの設定をする
  6. サーバーにアップロードする
  7. チェックモードを見て間違いが無いか確かめる
  8. OKなら設置完了です。

2-4 設置方法

2-4a ローカルで作業をする

  1. まず最初に 『解凍ソフト』 を手に入れます。
    既に持っておられる方はそのまま (2) にお進み下さい。(まだダウンロードされていない方は こちら [ +Lhacaをダウンロードする ] を参照の上、設定を済ませて下さい)
  2. 『KENT WEB』 様 で 「LHA」 形式でも 「ZIP」 形式 でも
    どちらでも良いので「Dream Counter」 をダウンロードして来ます(必ず 利用規約 を読んで下さいね)。
  3. 解凍ソフトの設定が上手く行われていれば

    ダウンロード時におけるドリームカウンターのフォルダの中身

    上記のような中身のフォルダがデスクトップ上に現れていると思います。

    dream.cgi
    drinit.cgi
    drmgr.cgi
    gifcat.pl
    index.dat

    • アイコンの種類は各種関連付けているソフトのアイコンで表示されます
      何も設定していない方は恐らく「index.dat」と同じアイコン(もしくはメモ帳と同じアイコン?)が表示されているかと思います。(管理人のCGIファイルは Em Editor Free [ 2000 / XP 用 ] に関連付けておりますので上記のアイコンが表示されております。「.pl」の拡張子は Active Perl をインストールしているので黄色の丸ポチアイコンになっております)
  4. 次にテキストエディタで 「dream.cgi」 と 「drmgr.cgi」 の perl の宣言文を変更致します。


    perlの宣言文を規約通りに設定する

    たいていのサーバーでは 「#!/usr/local/bin/perl 」 のままで動きますが、稀に 「#!/usr/bin/perl 」 でないとダメなサーバーもございます。(テキストエディターをまだ手に入れておられない方は、こちら [ TeraPadをダウンロードする ] を参照の上、設定して下さい)

  5. 次に 「drinit.cgi」 を開き、基本設定をします。


    基本設定画面


    • パスワードは必ず変更して下さい。(初期値では 「0123」 になっております)
    • ログの自動生成は 「1」 の yes にしていると便利かも知れません。
    • データの消失を防げるのでファイルロック機構の設定はしておいた方が良いようです。
  6. あとはカウンターを表示させたいHTML文章のbody部分に

    <img src="http://nantoka.jp/cgi-bin/count/dream.cgi?id=index">
    と記述すればOKです。

    • 上記の設定では
      「cgi-bin」 というフォルダの中に 「count」 というフォルダを作成し、その中にカウンター CGI を全て収めている設定にしております。(ログファイル名は 「index」 のままにしております)
    • ログの自動生成を 「1」 の yes にしていると、
      末尾の id 部分を変更するだけで任意のログファイルがサーバー側で自動生成されます。(例 : dream.cgi?id=music
    • 帯型のカウンターのように カウンター見本
      左右に飾りがついているカウンターを使用する場合、HTML文章のbody部分にタグを記載する際に
      <img src="http://nantoka.jp/cgi-bin/count/gif1/left.gif"><img src="http://nantoka.jp/cgi-bin/count/dream.cgi?id=index"><img src="http://nantoka.jp/cgi-bin/count/gif1/right.gif"> と記入すればOKです。(「left」 と 「right」 部分は素材屋からダウンロードして来た素材の名前に合わせるか、それともご自身が使いやすいように一度 『名前変更』 してからご利用下さい)

2-4b データをサーバーに送る

  1. 次はいよいよFTPソフトを利用してサーバーにデータを 転送するのですが、その前に 『今あるフォルダの中身』 を 『実際にサーバーに設置する形と同じもの』 にしておきます。(慣れると直接FTPソフトでサーバー側にディレクトリ[フォルダの事]を作成出来ますが、作り忘れたりすると大変なのでデータの転送前に全てを揃えて望んだ方が良いかと思います)。 "3" のフォルダ に新規で3つのフォルダとindex.htmlという名前のHTML文章を一つ新たに作成して下さい。


    転送するファイル

    作るフォルダは 「data」 フォルダと 「gif1」 フォルダ、「lock」 フォルダという名前にして下さい。(ちなみに基本設定をした「drinit.cgi」でフォルダの名前を変更されている方は、上記の名前ではなくて変更した名前のフォルダを作成して下さい)。

    出来た 「data」 フォルダの中に 「index.dat」 を格納し、「gif1」 フォルダの中に素材屋からダウンロードして来たカウンター画像を格納して下さい。これを図解すると下記のようになります。

    転送するファイル一覧

    ※ オレンジ色のindex.html ファイルはセキュリティの為にアップしている物なので中身は真っ白で構いません。(一つ作れば後はコピーして計4個にすればOKです)。灰色の数字[600等]はアクセス権(パーミッションの数値)です。当サイトがお世話になっているロリポップサーバーの物が記載されておりますので、各自規約に従った上でFTPソフトを設定して下さい。

  2. FTPソフトの転送モードとアクセス権(パーミッション)の設定が済み次第、
    FTPソフトで契約しているサーバーにデータを転送して下さい。その後、IEなどのブラウザを立ち上げて http://nantoka.jp/cgi-bin/count/dream.cgi?mode=check
    と入力して下さい。設定が間違っていないかチェックしてくれます。


    チェックモードの結果


    上記のようになっていればOKです。
    (画像の 「a」、「p」、「c」、「d」 は時計とカレンダーを表記する方が使用する分です。カウンターを設置される方には必要ございません)

  3. あとはカウンターのタグを貼ったHTMLをFTPソフトでサーバーにアップし、
    サイトにアクセスしてカウンター画像が表示されていればOKです。お疲れ様でした(^^)

2-4c おまけ : バックアップするデータは?

  1. 一番最初に設置した時は「count」フォルダを全てバックアップして下さい。(設定したCGIのデータも素材屋さんからダウンロードした画像も全てバックアップしておけば、まさかのサーバーエラーやパソコンの初期化時に慌てずに済みます)。バックアップはローカル側(自分のパソコン上にあるデータ)でもサーバー側にアップした奴でもどちらでも構いません。
  2. 定期的にサーバーからダウンロードして来るデータは 「data」にあるindex.dat です。(名前を変更している方は変更した名前の「.dat」ファイルをダウンロードして下さい)

[ 関連事項 :
HP-TIPS > CGI > CGIの基礎知識 > CGIデータのバックアップ方法 ]

2-4 上記の方法を実施してエラーが出る場合

【 チェックモードでOKが出ない 】

※ 画像が表示されないというエラーのほとんどは
・ フォルダの名前が基本設定(drinit.cgi)で指定した物と違う
  (デフォルト[ダウンロードしたままの状態]では「gif1」になっております)
・ CGIを設置するフォルダに画像が置けないサーバーを使用している
  (Niftyなどをご利用の方は特に気をつけて設定して下さい)
・ 画像を間違えて違うフォルダに転送している
などが上げられます。
画像が表示出来てません アイコンの上でマウスを右クリックし、「プロパティ」を選択した上で表示されたURL(アドレス)をよくご確認下さいませ。CGI側で設定したアドレスと実際に転送されているアドレスのミスが解消されれば解決する場合もございます。
※ その他の原因は下記をご覧下さいませ。
  1. perl(パール)の宣言文をサーバーの設定に合わせていない。
    たいていのサーバーでは 「#!/usr/local/bin/perl」 のままで動きますが、まれに 「#!/usr/bin/perl」 でないと駄目な所もあります。サーバー側の規約をよくお読みになった上でCGIを設置して下さい。 ちなみに、さくらのレンタルサーバーを借りておられる方の場合、上記のパスでエラーが出た場合、「#!/usr/bin/perl5」 にすると解決する場合があります。
  2. 半角小文字の英数字で記述する所を全角文字で記述しておりませんか?
    CGIの基本設定は全て半角文字で記入するようになっております。再度確認してチャレンジしてみて下さい。
  3. 相対パスの設定を間違えて記述しておりませんか?
    相対パス(絶対パスも含む)の設定を間違えているとエラーが出ます。CGIを設置するフォルダに画像が置けないサーバー(Niftyやhi-ho等)では特に気をつけて設定して下さい。

    [ 関連事項 : 相対パスを間違えている

  4. アップロードする場所を間違えておりませんか?
    サーバーによってはCGIファイルは全て「cgi-bin」に転送する設定の所もございます。必ずサーバー側の規約に従った上で設置して下さい。

    [ 関連事項 : アップロードする場所を間違えている

  5. FTPソフトでデータを転送する時に
    アップロードするモード(バイナリモード・アスキーモード)を選択せずに転送しておりませんか? FTPソフトは使用前に全ての設定を済ませておくと、自動的にソフト側が判別をしてアップロードしてくれる物もあります。再度どのように設定をしているのか確認してみて下さい。

    [ 関連事項 : FTPソフトの転送設定を間違えている

  6. CGIを転送した後にアクセス権(パーミッション)の設定(755・666等)をしていない。
    CGIはサーバーにアップロードしただけでは動きません。必ずCGIのアクセス権を設定して下さい。(FTPソフトは使用前に全ての設定を行っているとソフト側が自動で判別して転送してくれる物もあります。再度どのように設定をしているのか確認してみて下さい)

    [ 関連事項 : パーミッションの設定が違っている ]